 |
日帰り白内障手術の実際 |
 |
|
当院は「より安全で、より患者さんに負担をかけない白内障手術」を提供できるように、お一人お一人に十分時間を取って診療にあたって参ります。特に、ここ西東京市では白内障手術を日帰りで行える眼科施設は少なく、数ヶ月も入院手術の順番を待っているという声も聞きます。 |
当院は、西東京市の皆様に、日帰りで白内障を受けるという選択肢を提供させて頂きたいと思い、院内に最先端の手術設備を完備し、平成13年の開業当初から白内障手術を行っています。以下は、当院の白内障手術ガイドラインです。 |
1,目のしくみ
人間の情報の8割は視覚、つまり目から入ってきます。光は透明な角膜、水晶体、硝子体を経て、網膜の黄斑部に到達します。カメラでいうレンズの部分が「水晶体」にあたり、ここが濁る病気が白内障です。 |

|
2,白内障の原因
白内障の原因にはいくつかありますが、多くの方は老人性です。つまり白髪や顔のしわと同じく年齢の変化に伴うものです。そのため、60歳を過ぎるころにはほとんどの人が、80歳以上の人はほぼ100%白内障だといえます。悪い病気ではありません。しかし放っておくと、いろいろな合併症を引き起こします。その他目の病気(ぶどう膜炎や緑内障など)、体の病気(糖尿病やアトピー性皮膚炎など)、外傷・紫外線などでも白内障になることがあります。 |
|
白内障になると、カメラのレンズが濁るので、写る像はぼやけます。実際には、「霧がかかってみえる」「視力が落ちた」という症状が出てきます。濁る部位によっては光が乱反射して「太陽をみるとまぶしい」という方もいます。眼鏡やコンタクトを付けても、遠くの人の顔が識別できなかったり、新聞などの字が薄れて見えにくくなったりします。 |
4,白内障の治療
基本的には手術をしない限りは治りません。進行を遅らせる目薬〈点眼薬)を外来で処方していますが、それでも視力低下が進んできた場合は手術を行います。
5,手術の実際 |
昔は大変大掛かりな手術でしたが、現在は医学が進歩し白内障の手術は安全かつ確実な方法が開発され、当院でも行っています。 |

|
<入院について>
当院の場合は、入院の必要はありません。「日帰り手術」で行います。実際の手術時間は20分程度で、片眼ずつ行います。ただし、糖尿病のコントロールが不良であったり、他の全身的な病気がある場合は、入院管理のもと手術を受けた方が良い場合があります。
く手術方法>
|
|
多くの方では「超音波水晶体乳化吸引術」と「眼内レンズ挿入術」を行います。白目(強膜)のところに3〜6ミリくらいの創口を作成し、そこから細いチューブのようなもので水晶体に超音波をかけて水晶体の中身(白内障の混濁しているところ)を溶かして吸引します。水晶体をとっただけでは、ビント合わせができないので、水晶体が入っている袋(嚢)に人工のレンズ(眼内レンズ)を挿入します。
|
このレンズは硬いプラスチックのようなものやアクリルでできており、一度挿入すると半永久的で、交換の必要などはありません。通常はこの2つの手術(白内障をとる、眼内レンズを入れる)を同時に行います。 |
く麻酔>
局所麻酔で行います。(特別な場合を除き)目薬の麻酔でできますが、痛みが強い場合は注射の麻酔をすることもあります。麻酔のお薬にアレルギーがないかを確認してから行います。
く術後の生活>
術後1〜2時間ほど安静にしていただき、お帰り頂きます。お手洗いも自分で行けますし、お食事も召し上がっていただけます。ただし当日は早めに休まれたほうがよいと思います。翌日の診察で経過が順調な場合は眼帯がはずれます。入浴は翌日から、顔を洗ったり髪を自分で洗うのは1週間後くらいからです。
6,手術の注意
比較的安全だと言われている白内障手術ですが、問題点もあります。
<老眼は治せない>
白内障手術で濁った水晶体をとって眼内レンズにした場合も、ピント合わせができない眼、つまり老眼は治せません。むしろ眼内レンズにすると基本的にピントが合うのは1つなので、いずれにしても眼鏡が必要となります。眼鏡は創が落ち着いた術後2〜3ケ月後に外来で処方いたします。
<全身合併症によるもの>
体の病気が落ち着いていないと、手術もよい結果が得られない場合があります。主治医の先生とよく相談してから手術をおこないます。特に糖尿病は眼の合併症も多く、コントロールが大切です。またリウマチがある方は、創の治りが悪いことがあります。
<眼の合併症によるもの>
緑内障や眼底出血などがある場合は、白内障の手術をしても視力の回復には限度がある場合があります。御相談いただき、よくお話を聞いてください。
<後嚢破損>
水晶体の袋(嚢)がもともと弱い場合や、手術の操作で傷んだ場合は、眼内レンズを挿入できない場合があります。するとピントが合わないので、眼内レンズを縫い付けたり、それが不可能な場合は、コンタクトレンズや眼鏡で矯正することもあります。ただしそうなる可能性は非常に低いです。
<駆血性出血>
手術の合併症の中でも重症です。手術中の緊張や血圧が上昇するときに、ごくまれに大出血を起こしてしまう方もいます。すると手術前よりも視力が落ちてしまったり、不幸な結果になることもあります。ただし、これも可能性は非常に低いです。
<術後感染症>
手術の後、ばい菌が入らないように、抗生物質の点滴、飲み薬、目薬をします。しかし、汚れが入ったり、目薬を忘れたりすると、ごくまれに感染症を起こします。お薬が開発され、手術の方法も改善されて非常に少なくなりましたが、これは合併症の中でも重症になる可能性が高いので注意が必要です。術後も診察に必ず来ていただき、目薬をきちんとさしてくださるようお願いいたします。
<後発白内障>
水晶体の袋(嚢)が手術の後に濁ってくることがあります。これを後発白内障といいます。濁ってくると、視力が低下します。早い人は術後半年以内に起こる場合もあります。この濁りはレーザーで飛ばすことができるので、外来で処置できます
7,手術中の注意
<急に動かない>
非常に細かい手術で、顕微鏡で手術をしています。そのため急に動かれてしまうと、手術している方からは全く見えなくなり、刃物が近くにある場合などは非常に危険です。とくに咳やくしゃみが出そうなときは、声を出しておっしゃって下さい。局所麻酔なので、手術中もお話はできます。
|
|
|
<痛かったら言う>
痛くても我慢すると、血圧が上がり、出血したりすると、非常に危険です。合併症もおこしやすくなりますので、必ずおっしゃってください。麻酔を追加できる場合もあります。また、お手洗いに行きたい、苦しいなど、なにか不都合あれば遠慮なくおっしやってください。
8,最後に
白内障手術は患者様の視力を回復させ、よりよい生活を提供するためのものです。しかも非常に安定した手術です。しかし、人間の行う手術ですから100%ということはありません。飛行機に乗っても、道を歩いていても事故にあう危険性は0%ではないのと同じです。だからと言って、事故があると思って生きている人はいません。手術も同じです。私どもスタッフは患者様の安全を第一に考えています。万が一何か起こった場合も、全力で対応いたします。
|
その他、不明な点がございましたら医師に御相談ください。

たなし中村眼科クリニック
院長 中村邦彦
(日本眼科学会認定眼科専門医)
【当院の紹介】【院長のご紹介】【初診希望の方】【診療時間交通】【お問い合わせ】【サイトマップ】
【白内障について】【弱視・斜視について】【飛蚊症と網膜剥離】
〒188-0011
東京都西東京市田無3-1-13ラ・ベルドゥーレ田無1F
TEL042-461-8435
Email:info@nakamura-eye-clinic.com
Copyright (C)2006 Tanashi Nakamura Eye Clinic All Rights Reserved.